甲府モデル 『ワキ700 』を作る(フレーム内蔵・下まわりプラ化)その2 『手摺と滑車と屋根とサフ』
ボディが箱になって急行便仕様に決定したワキ700 ですが…
実はここからが本番みたいなものでして…
ここから手摺です、蕨的後付け感たっぷりに行くのです(え"
いきなり当てずっぽうで穴を開けるのはさすがに危険なので
ボディをザッと CAD に描いて位置を確認していきます
手摺を埋めこもうと位置出し治具代わりの型紙を寸法出し
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 13, 2018
現物あるから採寸できて助かるけど、結構あちこちシビアね
ちょっと位置ずれると印象変わる…_(┐「ε:)_
上下に伸びるのは溶接位置(再現するとは言ってない)
妻面の下の方の左右のは標識掛けっぽい何か#甲府モデル#ワキ700#素組しない派 pic.twitter.com/EEpxYrjQ0Y
本体が箱になって手元にありますのでね
ググった画像と見比べつつノギスで拾っていきます
どこまでやるかは進行次第なものの
可能性として下準備だけはしておきます、やるとは言ってない
8 割 9 割はやるとしてもやはり他と干渉したりで断念するものもままあるですよ
で、懸案だった急行便のロゴですが…
急行便のロゴ、くろま屋さんでインレタあったんだけど在庫無し
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 14, 2018
で、1月になっちゃうんだけど改めて作ってくれることになった
これで安心して #ワキ700 造れるよぉ〜〜〜ヽ(T▽T)ノ
(ついでに管理局のインレタも注文した。)
くろま屋さんで製品化はされていて、ただ現在在庫が無かったと
事情をお話しすると快く再生産をお引き受けいただくことになりました
だいぶお忙しいそうでちょいと先になりますけどね
これでデカールの類はなんとかなりそうです
そんなこんなで本体を先に進めましょう
箱組み。
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 14, 2018
補強フレームを斜めに組んだのは瞬着ノズルを入れやすくするのと気分(を
屋根はRに合わせてがっつり固める、いい具合にペコペコ感出るかも、床板嵌めれば端面はビシッと真っ直ぐ。
ボディの平面が戦時型らしく波打ってると雰囲気かもしんない…#甲府モデル#ワキ700#素組しない派 pic.twitter.com/EwjPJIs4v4
側板に当たる部分をくまなく瞬着で固めてみようと思っていたので
瞬着のノズルが届くような造形にすることが先決でした
板の角度を変えたのは力が分散したりもするのかな?とか感覚的なもの
屋根はどうしてもあちこちひしゃげてしまいやすいのではないかと
なので一定の割合で支えを付けて屋根を固定すれば耐久力も上がるかなと
フレームの位置がズレたり瞬着で引っ張られたりで歪んだり
まぁ想定外の事情もあって綺麗な全通のRにはならなかったんだけど
屋根も側板も多少は歪みが出たりするのは戦時生産型ならではの雰囲気でしょうと
そんなこんなで寝台セット固定完了です(違っ
工程的に屋根を載せてまえと
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 14, 2018
ボディと屋根板の隙間に瞬着流し込み盛り盛り硬化促進剤じゅわっ
カット跡(赤丸)も含めて屋根の端を側板とツライチまでスポンジやすりで逝く
…と、ドアパーツを当てると実車同様側板下端のドアレール下に隙間が作れると。(`・ω・´)b#甲府モデル#ワキ700#素組しない派 pic.twitter.com/q6AQYM1YJk
屋根を載せちゃうんだけど、吊り扉パーツのレールの上の長い部分
これは屋根の端面となる表現と受け取ったので
載せた屋根と側板の端面はツライチになり
端面パーツとは最終的に一体化する方向で工程を進めます
なので、載せた屋根の側板からハミ出す部分は側板との段差を埋めながら均します
まぁ、ツライチになっていれば端面パーツで隠れるでしょうから
そこまで神経質にやる必要はないかもですけどね、これも性分で…
今日はひとまずここまで。
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 14, 2018
だめだ、これも手を付けると止まらなくなる ( ̄▽ ̄;)
この勢いなら外吊り扉の滑車まで作れそうヘ(゚∀゚ヘ)ヘ(゚∀゚ヘ)ヘ(゚∀゚ヘ)#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派#手摺別体化 pic.twitter.com/XuzG89evv8
変にノリノリになってますね
ここまでほぼスムーズに行ってるので手を出す部分も拡がり気味です
…ということで、改造、こっから始まるですよ。(`・ω・´)=3 ふんすっ
今回、訳あって部品を一部細切れに使います
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 16, 2018
①まずは屋根の端面部分(だよね)と外吊扉及び上下レールを分割
②外吊扉をスケール代わりに屋根端パーツをボディにセット
③隙間と端面パーツに瞬着流し込みで一体化
④段差が目立たなくなるまでペーパーがけ#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/TvJTMKphRk
端面パーツを屋根と一体化させます
接する部分で角度が異なっているので、毛羽立ちを抑えるよう瞬着で固め
屋根のRからの連続となるようヤスリがけしていきます
うまく瞬着が流れていると切削も楽で隙間も開きにくいです
…なかなか思うように均等には行かないもんですけど…ね
どうしても段差消しに注力すると削り過ぎに陥ります
サフ吹いてペーパーかけてパテで段差埋めてサフ吹いて…🔁
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 16, 2018
段差消しましたぁ〜ヽ( ̄▽ ̄ )ノチカレタッ
(イイ感じに屋根がペコペコしてておけ)#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/1wX3Dt8wUW
粗めのサフを吹き重ねてペーパーで均すことで厚みも調整します
綺麗に一定には現実的に難しいのでそこまで細かくはやってませんけどね
あまり厚みが無くなると今後の加工予定に影響しちゃうので
ちょっと様子見ぃ見ぃしつつ…
…で、なにをする?…って?
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 16, 2018
穴を開けるですよ、ギリで
目がチカチカするですよ…_(┐「εI)_#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/r6nEFaiLfc
えぇ、この屋根の端面に穴を開ける予定があったのですよ
しかもサイズ的には結構ギリでヤバヤバな雰囲気もありました
(ちょっとハミ出し気味だけどギリおっけー)
0.5✖︎0.5のエバグリ角棒でレールを作って屋根下に接着して
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 16, 2018
さっきの穴に洋白線を植えて
…
外吊扉の滑車…のつもりなんだけど
…
…
…
ちっさすぎてほとんどわっかんねぇやー٩( ᐛ )و
(↑だいたいなんか細かいことやるとここまでがテンプレ)#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/A4Yv5byXPI
ノリでやってみようかと考えたアレですな
輪切りのプラ材というのも候補にはあったんだけど
何しろ手元の1番細いので 0.88㍉ だったんで大き過ぎ
輪切りだと水平出しが結構アバウトになりそうなんで却下
最近使い慣れた 0.3㍉ 洋白線を植えるように挿していきます
でも、やっぱりちょっと小さかったかな?実物換算でφ5㌢ くらいだよね
外吊扉のレールを少し幅増し
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 16, 2018
それに合わせて洋白線の突出量も増加させ
雰囲気的にはだいたいこんなん?
さぁ、手摺を付けようか。(明日以降。#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/3eGRrml1aU
0.5㍉ 四方のプラ角材の上に 0.75 × 0.2㍉ のプラ帯材を貼り足しレールを拡幅
自動的に滑車パーツが手前に引き出されることになり僅かに見栄えが改善
これ以上は洋白線を大径のモノに置き換えるくらいしか無さげなので
ひとまずこの状態で工程を進めることにします
まずは各部の手摺から…と…
こないだ #パンケーキコンテナ さんに行った際、#ペーパーキット の #黒貨車 の仕上げに #黒サフ 吹きっ放しという話を聞いて、 #木製貨車 ならできるだけ厚塗りを避けたいし、下地の紙の素材感が残ってる方が雰囲気かな…と、使い慣れた #クレオス のスプレータイプをポチッとな。
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 17, 2018
フワフワ時間向け… pic.twitter.com/M3ab9Qb8Hp
閑話休題的な
最近種類の増えてきた各色のサフェーサーの話題です
ピンクや黄色、フィギュア用に肌色系も出てますよね
この辺りをうまく使うと厚塗りが避けれるんぢゃね?…というお話で
木造貨車に黒サフ吹きっぱなしというのをやってみようかなな感じです
今日は急用でほぼ作業時間が取れず…
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 17, 2018
それでもやってみたい部分があったので手を動かします
手摺位置確認用の型紙をようやく出しました
0.3㍉の洋白線を台形に必死で曲げます
脱脂してガンブルーペンで簡易黒染め
…青黒くムラに光る感じがえっちです#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/AUqT3Vmg9z
写真と組み立て中の現物を見比べながら作った型紙を印刷し
マスキングテープで固定したらケガキ針でプスっと位置決め
植える丸材に合わせてピンバイスで穴を開けていきます
今回は(も?)使い慣れた洋白線の 0.3㍉ で行きます
このワキ700 というヤツは手摺の殆どが曲げのしづらい 45 度の台形をしています
斜めの部分は模型換算で1㍉ にちょっと欠けるくらい
その長さを掴める道具が無いと再現は困難と判断
手持ちの道具に合わせてディフォルメします…ヤダけど…Orz
なんとか苦労して曲げた洋白線はいつものようにガンブルーペンで黒染め
退色気味の黒塗装に脂が染み出したような独特の光沢を放ちます
バイクや車のマフラーが焼けて虹色に光るのを見たときのグッとくる感じに近い?
無理やりメッキにしたものと金属そのものの光沢の違いでしょうかね
付け焼き刃は軽さが出てしまうけど、磨き出した金属光沢はいいものです
(クルマのメッキグリルなんかを軽くディスってます(笑))
そうこうしているうちに注文してあった『R−工房』のデカールが届きます
デカール到着
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 18, 2018
実は使いたい番号は組み合わせないと作れないんだけど、台紙が白いのでどこに数字があるのか判らない仕様なのですよ
さて、どうしましょうね…#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/vwe2cl13oX
収録されているのは救援車に転用されたりした車両が中心
付けたい車番はあるものの、切って貼ったしないとできないのですわ…
で、この辺りで手記が載った資料を見つけます
これを読むと航空機エンジン輸送に使用されていたとあるのですよね
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 18, 2018
ここに出てくるのはワキ717ですね
ワキ700https://t.co/oKKe2CraUM
航空機用エンジン輸送に携わったというワキ717 のお話
読むとなるほど都合のいい構造なわけだと納得
魚雷だったからエンジンだったからではありませんが
これも道具の多様性(?)の1つとして記憶に留めておきましょうな感じです
自分で描いておいてなんなんだけど
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 18, 2018
シビアよね… #手摺 #穴位置
さて、何㍉を使いましょうかね#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/eu1m18kQAj
妻面
1円玉って大きかったんだね…こうやって見ると(ぃゃ…;
ホントは 0.2㍉ を使いたいんだけど、よく見るとこちらも台形であることが発覚
0.2㍉ はピアノ線しかなく、曲げが硬いのと向きを修正するのが大変
勢い 0.3㍉ の洋白線でこちらも行くことに自動的に決まりますた…_(┐「εI)_
妻面、とりあえず片側だけ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 18, 2018
手摺の曲げがやぱ限界ある…_(┐「ε:)_
0.3㍉はやや太めな感じするけどなぁ
強度面も考えると限度かな
雰囲気的にはまぁ…こんな感じ?
妻面が凹凹してるのは塗り重ねて錆びたとこがボロボロ剥げ落ちてる風を試しにやった痕#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/yar3sTZL80
やってみてどうかなんだけど、まだ手摺もブルーイング前なのでね
黒っぽくなるとまた印象も変わるだろうし…と自分に説得を諮ります
うん、とにかくこのまま組むだけ組みましょう
形にならないと意味がないでしょうからね
今日はここまで
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 18, 2018
割と完成したらこんな感じって雰囲気?
台車は仮に河合のワムフ100のTR24(これでいいぢゃん…
残りは反対側の妻面の手摺とシャシと塗装?
4枚目はなんだか見上げるアングルが一部で流行ってるとか聞いて
(完成してからやれよと…)#甲府モデル#ワキ700#急行便#素組しない派 pic.twitter.com/6Gb1c2UVVx
どうでしょうね?
まぁまぁ悪くないんじゃないかと思うんだけど
これで全体が黒になってどう雰囲気が変わるのか
それはそれで楽しみになったりするわけで
(台車は KATO のボギーナックルを入れたカワイのワムフ用、ボディは載せただけ)
下からのアオリのアングルいいよね…ってことで続きは次回。
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