Pochi-KoBoの工作日記

カプラーと内装ばかりに手間をかける某集団代表、納車時の各部のスミ入れが日課。作りかけの御殿場駅モジュール(全長3,600mm)は駅舎の情報不足で停滞し、各部の経年劣化でストラクチャーのリニューアルが待たれる(だめぢゃん)

甲府モデル 『ワキ700 』を作る(フレーム内蔵・下まわりプラ化)その2 『手摺と滑車と屋根とサフ』

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ボディが箱になって急行便仕様に決定したワキ700 ですが…

実はここからが本番みたいなものでして…

 

ここから手摺です、蕨的後付け感たっぷりに行くのです(え"

 

いきなり当てずっぽうで穴を開けるのはさすがに危険なので

ボディをザッと CAD に描いて位置を確認していきます

本体が箱になって手元にありますのでね

ググった画像と見比べつつノギスで拾っていきます

 

どこまでやるかは進行次第なものの

可能性として下準備だけはしておきます、やるとは言ってない

8 割 9 割はやるとしてもやはり他と干渉したりで断念するものもままあるですよ

 

で、懸案だった急行便のロゴですが…

くろま屋さんで製品化はされていて、ただ現在在庫が無かったと

事情をお話しすると快く再生産をお引き受けいただくことになりました

だいぶお忙しいそうでちょいと先になりますけどね

 

これでデカールの類はなんとかなりそうです

そんなこんなで本体を先に進めましょう

 

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側板に当たる部分をくまなく瞬着で固めてみようと思っていたので

瞬着のノズルが届くような造形にすることが先決でした

板の角度を変えたのは力が分散したりもするのかな?とか感覚的なもの

 

屋根はどうしてもあちこちひしゃげてしまいやすいのではないかと

なので一定の割合で支えを付けて屋根を固定すれば耐久力も上がるかなと

フレームの位置がズレたり瞬着で引っ張られたりで歪んだり

まぁ想定外の事情もあって綺麗な全通のRにはならなかったんだけど

屋根も側板も多少は歪みが出たりするのは戦時生産型ならではの雰囲気でしょうと

 

そんなこんなで寝台セット固定完了です(違っ

 

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屋根を載せちゃうんだけど、吊り扉パーツのレールの上の長い部分

これは屋根の端面となる表現と受け取ったので

載せた屋根と側板の端面はツライチになり

端面パーツとは最終的に一体化する方向で工程を進めます

 

なので、載せた屋根の側板からハミ出す部分は側板との段差を埋めながら均します

まぁ、ツライチになっていれば端面パーツで隠れるでしょうから

そこまで神経質にやる必要はないかもですけどね、これも性分で…

変にノリノリになってますね

ここまでほぼスムーズに行ってるので手を出す部分も拡がり気味です

 

…ということで、改造、こっから始まるですよ。(`・ω・´)=3 ふんすっ

 

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端面パーツを屋根と一体化させます

接する部分で角度が異なっているので、毛羽立ちを抑えるよう瞬着で固め

屋根のRからの連続となるようヤスリがけしていきます

うまく瞬着が流れていると切削も楽で隙間も開きにくいです

 

…なかなか思うように均等には行かないもんですけど…ね

 

どうしても段差消しに注力すると削り過ぎに陥ります

粗めのサフを吹き重ねてペーパーで均すことで厚みも調整します

綺麗に一定には現実的に難しいのでそこまで細かくはやってませんけどね

 

あまり厚みが無くなると今後の加工予定に影響しちゃうので

ちょっと様子見ぃ見ぃしつつ…

 

えぇ、この屋根の端面に穴を開ける予定があったのですよ

しかもサイズ的には結構ギリでヤバヤバな雰囲気もありました

(ちょっとハミ出し気味だけどギリおっけー)

 

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ノリでやってみようかと考えたアレですな

 

輪切りのプラ材というのも候補にはあったんだけど

何しろ手元の1番細いので 0.88㍉ だったんで大き過ぎ

(基本、プラ材は エバーグリーン か タミヤ 製です)

輪切りだと水平出しが結構アバウトになりそうなんで却下

最近使い慣れた 0.3㍉ 洋白線を植えるように挿していきます

 

 でも、やっぱりちょっと小さかったかな?実物換算でφ5㌢ くらいだよね

 

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0.5㍉ 四方のプラ角材の上に 0.75 × 0.2㍉ のプラ帯材を貼り足しレールを拡幅

自動的に滑車パーツが手前に引き出されることになり僅かに見栄えが改善

これ以上は洋白線を大径のモノに置き換えるくらいしか無さげなので

ひとまずこの状態で工程を進めることにします

 

まずは各部の手摺から…と…

 

閑話休題的な

最近種類の増えてきた各色のサフェーサーの話題です

ピンクや黄色、フィギュア用に肌色系も出てますよね

この辺りをうまく使うと厚塗りが避けれるんぢゃね?…というお話で

木造貨車に黒サフ吹きっぱなしというのをやってみようかなな感じです

 

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写真と組み立て中の現物を見比べながら作った型紙を印刷し

マスキングテープで固定したらケガキ針でプスっと位置決め

植える丸材に合わせてピンバイスで穴を開けていきます

 

今回は(も?)使い慣れた洋白線の 0.3㍉ で行きます

このワキ700 というヤツは手摺の殆どが曲げのしづらい 45 度の台形をしています

斜めの部分は模型換算で1㍉ にちょっと欠けるくらい

その長さを掴める道具が無いと再現は困難と判断

手持ちの道具に合わせてディフォルメします…ヤダけど…Orz

 

なんとか苦労して曲げた洋白線はいつものようにガンブルーペンで黒染め

退色気味の黒塗装に脂が染み出したような独特の光沢を放ちます

バイクや車のマフラーが焼けて虹色に光るのを見たときのグッとくる感じに近い?

 

無理やりメッキにしたものと金属そのものの光沢の違いでしょうかね

付け焼き刃は軽さが出てしまうけど、磨き出した金属光沢はいいものです

(クルマのメッキグリルなんかを軽くディスってます(笑))

 

そうこうしているうちに注文してあった『R−工房』のデカールが届きます

収録されているのは救援車に転用されたりした車両が中心

付けたい車番はあるものの、切って貼ったしないとできないのですわ…

 

で、この辺りで手記が載った資料を見つけます

航空機用エンジン輸送に携わったというワキ717 のお話

読むとなるほど都合のいい構造なわけだと納得

魚雷だったからエンジンだったからではありませんが

これも道具の多様性(?)の1つとして記憶に留めておきましょうな感じです

 

妻面

 

1円玉って大きかったんだね…こうやって見ると(ぃゃ…;

 

ホントは 0.2㍉ を使いたいんだけど、よく見るとこちらも台形であることが発覚

0.2㍉ はピアノ線しかなく、曲げが硬いのと向きを修正するのが大変

勢い 0.3㍉ の洋白線でこちらも行くことに自動的に決まりますた…_(┐「εI)_

やってみてどうかなんだけど、まだ手摺もブルーイング前なのでね

黒っぽくなるとまた印象も変わるだろうし…と自分に説得を諮ります

 

うん、とにかくこのまま組むだけ組みましょう

形にならないと意味がないでしょうからね 

 

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どうでしょうね?

まぁまぁ悪くないんじゃないかと思うんだけど

これで全体が黒になってどう雰囲気が変わるのか

 

それはそれで楽しみになったりするわけで

 

(台車は KATO のボギーナックルを入れたカワイのワムフ用、ボディは載せただけ)

 

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下からのアオリのアングルいいよね…ってことで続きは次回。

 

 

 

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