橋梁の工作 その1(ポニートラスといふ山椒のような輩)
いつか橋を作ってみたいと(漠然と)思ってたですよ
どこのどれをどう…というのが思い浮かばず
そのままずる〜〜〜っときちゃってたんですけど
あれこれ見ているうちにググって見かけた画像が気になりまして
資料がありそうか調べてたんですが、古いものの割に実物が残っている?
これならそこそこ行けそうかなということで手を付けてみることにしました
まぁ、始めてみると細かすぎていろんな手段を駆使しないと難しそうなんで
仮にモジュール化するにしても橋部分だけでかなりの時間を喰いそうかな…と
そう思わせてくれる難物だったようでして………
ひとまずはいくつか集めた画像とあちこちから集めた諸元(?)を元に
大体こんなかなぁという予測の元、パソコンで描いていきます
それにしてもクセの強い造形です…判る人なら一発で判るのかもですけどね
(TOMIXからも製品化されてるじゃないかと…? 長さがね、違うのだよ。)
実は諸元についてはとある処に現物が保存されていて解説文があるんだそうです
知り合いのツテでその解説文の画像を送っていただくという力技を駆使
蛇の道は蛇ですな…(え"…
で、実は上の画を描いた際にあちこち干渉することになってしまい
たぶんどこか寸法採りを間違えたのだろうなぁと
そもそも橋梁に詳しい人であれば
これらの造形というのはある程度パターン化されている部分があるんだそうで
その公式に沿って考えればこういった不具合(?)は起きないんだそうな
建築とか構造物とか完全素人なものでしてね、描きながら『ふ〜んへ〜ほ〜』です
そんなこんなで埒があかないんで現場に足を運び実物を見てきました
やはり百聞は一見にしかず、疑問点を含めてある程度のモノは解決できまして
それを元に小分けして部品図も描き進めることができました
トラス橋というのは細密化しようとすると限りなく手が掛かるみたいで
その再現度は妥協との闘いで生み出されるもののようです(勝てる気がしない
現時点でもトラスのみで8層の積層で組み上げ
小部品をいくつも挟み込むというほとんど修行のような工程にしちまいました
ある程度の部品を描きあげて、一旦切り出してみます
(トラスのセンター部分と橋梁の横桁他)
手持ちの亀吉くん(カッティングプロッタ)ひさびさの出動
(厚紙がなかなか難儀よねぇ)
上のはトラス内部に組み入れる補強材の小部品たち
0.5㍉ レベルでのカットなんで割とギリギリで精度も微妙なところです
物理カットだと対象を引っ張ったりカットしきれてなかったりあるですよ
トラス部分、今回のディテールのキモになる部分…細部が厳しい…(゚ー゚;
今回はあくまでテストカットで、本番は別の方法を取る予定なんで
そこまで繊細に出なくても元々その辺は承知の上だからいいんだけども
やはりあちこち無理があるようで性能の限界を越えてるんでしょうね…
まぁそれでもなんとかカットはできているんで仮組してみます
今回使っているのはケント紙・画用紙・ボール紙
たぶんに紙厚の事情によるチョイス…ありモノでgoです。
上手く行ってないとは言いながら、割とそれなりには見れるんじゃなかろうか
これだけだとそんなでもないんだけど…
この内部構造をある程度造形すると見栄えがずいぶんと変わるもんですなぁ
頑張って切れてないところいくつも切り抜いただけのことはあったよぉ…(TωT)
プロッタでここまで抜ければ充分かもですね
あちこち修正は必要なものの、なんとか目処はたちそうですぅ〜
(ちなみにここまで組むだけで7時間くらい掛かってたりする…_(┐「εI)_)
先は長いなぁ…
橋脚…なんだけど
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) April 28, 2019
自分で始めときながら
『これ全部石積みとレンガ描くのぉ…?…_(┐「εI)_』
…ってなってる
全部ね、規則性ないんですわ>石積み
写真を印刷して無垢の橋脚に貼っちゃったのが断然楽よね… pic.twitter.com/Jf1qJfoN1N
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