甲府モデル 『シキ180』を作る(ローダウン・補強・回転軸構造変更)その1「メインフレーム組立」
歯医者さんの製作が自分が思うスピードに比べ遅々として進まず
気分転換がてらと先日仕入れてきたペーパーモデルを引っ張り出す
『シキ180』
甲府モデル(ペーパーキット) | 鉄道喫茶 パンケーキコンテナ (甲府モデル)
Nゲージ シキ180(2代目) ペーパーキット | 鉄道喫茶 パンケーキコンテナ (甲府モデル)
いわゆる大物車カテゴリに類別される貨車の一種で、
…といったことは Wiki に任せておけばいいお話で
模型メーカーのカタログ以上の知識を持たないまま下手なことはしない
で、9/27 に現地にて手交販売でお買い上げしてきたブツである
封を開け…ビニールの折り目を開くとフワッと燻玉を彷彿とさせる香りが漂う
夜の 10:45 に喰らうにはちょっとキツく軽い #飯テロ 案件だ
レーザーで熱燻された(ぃゃ)ボール紙は
漆黒の炭をフッと漂わせながらその薄いビニールの膜を脱ぎ捨て…(ry
* * * * *
そういうわけでそんな夜も遅い時間に香ばしい香りと炭の粉にまみれたわけさ
厚さ1mmのボール紙と、同じく 0.3 mm のケント紙かなぁ…の2枚構成
パーツ数を見るとこんなもん?…と思うかもしれないけど
とある製作記には『甲府モデルのフラグシップ』等々の表現もされる
相応に組み応えのある製品であることは入手すれば判るでしょう
まずは説明に従ってメインのフレームのパーツを仮組みしてみるものの
レーザーカット時の多少の余裕をみて設計されているであろう噛み合わせの隙間が
いくつものパーツを組み合わせた際に累積して形状維持に影響しそうかな
また、紙の強度ギリギリでの寸法出しがされているのか
部位によっては扱いに注意が必要な部分があるため
早々に瞬間接着剤の浸透による強度確保を優先した方が良さそう
結構に繊細な造りで、ペーパークラフトに馴染みのない人は
2軸貨車などのもう少しパーツの少ないモデルから手を出した方が良いかも
メインのフレームの上面は後々 0.3 mm のパーツが載るため
できるだけ平滑になるように噛み合わせ部分は炭を薄板状のモノで落とし
あまり凸凹が出ないよう井桁に組まれたパーツにヤスリがけをしておいた
組み上げる際には基本的に木工系のボンドで接着し
位置が定まったところで端面を中心に瞬間接着剤を染み込ませる
これで紙とは言えその繊維の隙間に入った瞬間接着剤が固まり
うまくいけば多少の柔軟性も持ったプラスチック様の状態になる
ボンドは一旦爪楊枝や竹串のようなもので少量を取って
ちょこっとずつ塗った方がはみ出しが少なくて良いよね
…って思いながらお約束で盛大に盛り過ぎたりするわけよ ( ̄ω ̄;)
パーツは台紙からカッターなどで切り離すんだけど
プラモデルでいうところのゲート跡、繋がってた部分ね
ここは後々他のパーツと接合する部分だったりするので
切り出した際についでに綺麗に切り取っておく方がいいと思う
こういった部分が全体の精度に響いたりとか…ね
今回ひとまず用意したのは木工系ボンドとクラフトナイフ
しっかりしたピンセット(自分は現状 HOZAN P-892)
先っぽにギザギザがなくて力の加減がしやすいヤツがいいと思う
パーツの切り出しには 30° カッターの刃の新しいヤツ
真っ直ぐ切るにはクラフト系のナイフよりこちらの方が多少良さげ
…と、瞬着とこちらでは毎度お馴染みハセガワのノズルも
メインフレームの部品の組み上げがほぼ完了した状態
見映えが今一つという感じになるくらい
端面という端面に瞬着を染み込ませてガッチガチにしてある
ついでにパーツ間の隙間も硬化促進剤を併用して埋めている
このあと端面に盛り上がってる瞬着の塊をならして
台車の受けと表面のパーツ・ウェイトの検討
…って、ウェイト入れっとこないやね
荷物積んでそれに仕込むって話もあるものの
構造的にあまりそれをやりたくないというのもあって
その前にやっておきたい追加工もあったりでどう纏めるか
ひとまず盛り上がった瞬着をペーパーかけて慣らし
レールクリーナーを付けた綿棒でザッと削り粉を落とす
今回も 100 均のスティッククッションヤスリが大活躍
下手な金属ヤスリやダイヤモンドヤスリよりも
広範囲に平面出ししたいときは重宝しますな
(瞬着でガチガチに固めているからペーパーかけてもレールクリーナー付けてもほぼ問題ないんだけど、それやってない場合は毛羽立ってゴワゴワになっちゃうかもなんで、注意は必要。)
で、大量(?)に用意した鉄コレ御用達の KATO の車輪
キツいなぁと思ったら
『ピボット集電車輪対応型かっっっ…Σ(゚д゚lll)』
ってなってる…
(…とかくこの世は生き辛い…Orz)
さて、追加工のひとつ
ステンレス線を曲げてみる
効果のほどは不明なものの、ひとまずやって確かめる。