橋梁の工作 番外編2(鉄橋ペーパーキット化(基本塗装まで塗ってみる))
今回は各種画像と主要諸元から割り出して自分で形状を描き
貨車のペーパーキットで当ブログではお馴染みの
『甲府モデル(パンケーキコンテナ)』さんにカット依頼をし
レーザー加工機で抜いています
レーザーカットによるペーパーキットを販売している工房や店舗では
持ち込みデータによるカットサービスを行なっていることも多く
CADで線を引ける人が試しに形にしてみたいという場合は
ホムセンでの機材レンタルと共に利用する手段も取れるというお話です
機材レンタルの場合だと使い方と設定等々だけで結構時間が過ぎてしまう心配もありますが
カットサービスを利用することで先方のノウハウで描いたもののチェックや
機材の調整等々を端折ることができるなどなど
実際にカットされてくるまでの時間をかなり短縮できるのがメリットでしょう
(もちろん、機材レンタルに比べると割高になるのは技術料というお話なので…)
まずはとにかく立体になるwkwkを体験したい向きには一つの選択肢となるでしょう
さて、実物の #第二酒匂川橋梁 は斜めに設置された橋脚に合わせるために
鉄橋のトラスそのものが左右ズレた状態で架橋されていました
この関係で横桁もトラスに対して若干角度のついた状態で配置され
この辺りが他の同形状のポニートラスとの違いであり
第1・第3酒匂川橋梁で使われた一般的なトラス橋が使えなかった理由なのだそうな
で、位置関係を保持するのに治具も用意してありました
この絵面、目の前で立体で置いてあるのヤバいす…
まずは横桁を下方から黒サフを吹きかけ
次にひっくり返してオキサイドレッドサフを吹き下ろすように吹いておきました
トラスも全体に黒サフを吹きかけ
続いてオキサイドレッドサフを上方からムラになる感じで吹き下ろす感じで
(複線タイプの横桁を用意すればそのまま明治村ができますのでね)
なんだかこのままでも雰囲気いいので終わりにしたいくらいの勢い(笑)
でも興味本位もあって当初の思惑通りに赤2号で塗ってみますた
ディテールがボヤけてリベット表現が抑えられメリハリが無くなりましたが
色合いは悪くないんでスミ入れ等々で凹凸を復活させてやれば大丈夫でしょう
ひとまず英国産の鉄橋なので KATO のフレキを置いて欧風なモノで雰囲気を…
TOMIX のポニートラスよりもだいぶシャープにできてるんじゃないかなぁ…
向こうはマスプロ品で値段もだいぶお安いですけどね…(´・ω・`;)
(こちらは加工工程が半端ないので超高級品扱いです⤵︎)
どうしても一品モノや汎用機での製造品は工数が多くなりがちで
専用機での大量生産品と比べて単価は上がってしまうものなので
…板金加工品などでも1個作るより 10 個作った方が単価が半額以下になったりします、これが 50 個〜 100 個となると 1/10 以下にもなります
設計に間違いがなければ一気に個数作った方が割安なのです
(以前作った鉄コレ・飯田線用ウェイトはまさにコレでした)
まぁ、レーザーカットは数を増やしても一つ一つの加工時間は変わらないので
最初の先方の手直し分等々によるイレギュラーな工賃以外は減る要素無いんですけど
さて、トラスのズレのない汎用タイプを出さないか?という声を頂いてるので
少々手直しも入れて『製品化』の甘い囁きに乗ってみるのも…
一興なんでしょうかねぇ…(゚ー゚;
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