Pochi-KoBoの工作日記

カプラーと内装ばかりに手間をかける某集団代表、納車時の各部のスミ入れが日課。作りかけの御殿場駅モジュール(全長3,600mm)は駅舎の情報不足で停滞し、各部の経年劣化でストラクチャーのリニューアルが待たれる(だめぢゃん)

相模原・トレインドリームさん 訪問(見物。)

相模原市中央区西門商店街に 2021.1.26 からプレオープンした『トレインドリーム』さんに伺いました。

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相模原・西門に「鉄道模型」走行コース 旧東海道・御殿場線を再現へ(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース

https://machida.keizai.biz/headline/3228/

 

伺ったといってもこちらは16番(軌間16ミリクラスの主に1/80〜1/87の鉄道模型)のレンタルレイアウト、その大きさなどから個人的には持て余し気味と判断してまともに車輌も持っていませんので、どんな雰囲気なのか見に行った…というレベルだったりします。

元々、TwitterでどなたかがRTしたツイートでトレインドリームさんのプレオープンの投稿が目に止まり、知っている方が写真に写っていたこともあって当初から気にはなっていたのでした。

 

そこに、上の記事でコースのイメージソースとして『東海道本線時代の御殿場線』というワードを目にすることとなり、複線ポニートラス時代の #第二酒匂川橋梁 のモジュールレイアウトの構想を持つ沿線住民としては、一度は見に行っておかないと…という想いが増すことになったわけです。

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実は、こちらのモーリンの前山さんとは、以前にとあるところの製作フロアでお互いに顔が見える距離の席で作業をしていたことがあり(自分はたまに行って組み立てて帰るような感じでしたけど)、塗装スペースでは目の前で吹き付け塗装をしたりといったこともありました。

 

以前やっていたTOMIXの商業ビルの塗り替えなどでアカウントを見知っていただいてたそうで、自分が静岡方面からやってくることと合わせて人物特定がされていた…といった話を、声をかけられ聞いた記憶があります。(コワイ(笑))

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前山さんが建物系を作業されている姿しか見たことがなく、地面系のアプローチにちょっと興味があったというのも見に行きたかった理由の一つ…

 

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事前に電話でオーナーの堅田さんに伺う旨をお伝えしていたのですけど、このご時世というのもあって利用者がいる時間帯については1組のみということで、2面あるレイアウトルームの外側のガラス越しでしばし様子見。

 

堅田さんから、コンセプトや今後の展開についてなどご紹介いただけるとのことでお話を始めたのですが、御殿場線関連の資料として有名な3冊の大型写真集を開いてから、山北の機関区の話題を中心に話が尽きることが無くといった感じで、随分と長い時間お邪魔することになりました(笑)

 

自分が首を突っ込んでいる『御殿場線を育てる会』の神奈川県側メンバーは、山北のNPO『情緒豊かな町づくり』の国鉄OBを中心としたチームで、D52の復活運転や山北駅の改札支援・駅前の観光協会2階に開設された山北町鉄道資料館の運営管理などを行なっているのですが、こと画像資料となるとその保存状況などはなかなか厳しい状態だったりもします。

山北町鉄道資料館のご案内【現在休館しております】 | 山北町

自分でも、橋梁や扇形庫に関連する画像が無いものかと山北町役場や図書館に直接話を聞きに行ったことがあるのですけど、電子アーカイブ的な取り組みがなかなかされておらず、町として何かの際には町内の方から借りるような形で画像の利用などをされてきていたものの、管理されていた家族が亡くなられて代替わりする際に貸出先の情報などが失われたり、遺品整理の際に廃棄されるなどで散逸してしまう話に直面するなど、各自治体の活動いかんによってそういった事例が各地で起こっていることが想定されます。

 

趣味人各氏の個人的な動きでも充分だと思いますので、今のうちに鉄道関連を中心とした資料の把握・保全について、ご自身のお住まいの自治体(社会教育関連担当課や観光関連部署)や図書館に確認・働きかけをしていただきたいと思っています。

 

たぶんいわゆる戦前戦後を知る世代や、明治・大正期の話を直接伝え聞いている世代は既に70代以上、話を聞き出したり資料を見せてもらえるチャンスとして、今のこの時期が最後のタイミングになるのでしょう。

 

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…といった話も絡みつつ、ストラクチャーをメインに博物館展示向けのフルスクラッチ製作を本職(?)としている自分としては、どちらかと言うと利用者目線というよりも製作者側目線に近い感じで情報交換をさせていただきました。

 

とりあえず一度中を見てみたかった写真集、直接手に取って拝見できる機会をいただくなど、実り多きというかとてもありがたい時間となりました。

トレインドリームの堅田さんには、この場でというのもあれなのですけども、貴重なお話・お時間をいただきまして改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

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