Pochi-KoBoの工作日記

カプラーと内装ばかりに手間をかける某集団代表、納車時の各部のスミ入れが日課。作りかけの御殿場駅モジュール(全長3,600mm)は駅舎の情報不足で停滞し、各部の経年劣化でストラクチャーのリニューアルが待たれる(だめぢゃん)

マルチナックルカプラー:TLTキット(東武5060/5080向け)取説。

ジオコレ (鉄コレ)の東武小型機関車群は

その独特のカプラー周りの造形と相まって

純正対応となるとスカート部品の一部撤去などにより

動力ユニット・カプラーを組み込まざるを得ない構造となるため

あの独特の虎縞警戒帯をフルに活かすことが難しいという声を聞きます。 

 

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そんなこんなであの虎縞警戒帯を活かしてカプラーを突っ込みたい

なんならそのまま実用レベルで運用したいとなりました。

(※カプラーの首振り範囲には、やはりそれなりに制約はあります)

 

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↑ 取り扱いページです。

 

さて、まず必要なのはスカート側の加工です

 

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矢印で指した部分は実車ではヌキとなっていますので

エッチングソーなどで後方までカットします

 

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ニッパーなどを使うと『パシィ!』っといって周囲が白くなったりヒビが入ったりしますし、カッターなどのナイフ系だと力余ってパーツごとバキバキに割りかねないので、推奨しません。

 

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スカートの分割ができたら

カットした断面を板ヤスリ状のダイヤモンドヤスリなどで整えて

 

カプラーを上に載せて、溝に押し込むようにしてセットします

↓ カプラーの下面にあるリブがスカートパーツから飛び出す形になります。

 

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カプラーをセットしたら分割したスカートパーツを抱え込むように補助パーツをセット

 

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両側の爪の挟み込みなど寸法を厳しめにしてありますので

ピンセットなどで慎重にゆっくり押し込むようにします。

 

組み込んでから、左右の爪の後ろと画像の真ん中の赤丸の辺りに

爪楊枝などに取った少量の瞬着などを使って固定します。

 

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あとはカプラースプリングないしスペーサーを(どちらかを選んで)挿し込み

スカートパーツの上下を組み合わせ、シャーシにセットして完成です。

 

この際にボディのガラスパーツにスカートの爪部分が当たってカチッと嵌まらなかったりします。うまく嵌まらないとスカートパーツがバラけます💧

ピンセットなどで爪をガラスパーツに潜り込ませるように軽く押し込むと入りやすいです。

現物を覗き込みながらやると『これか!』と解ると思います、T車の場合は台車を外しておいた方がやりやすいです。

 

 

 

動力ユニットの関係でボギーの貨車14〜5輌といった辺りが限界でしょうか

R280クラスのカーブが多い設定だとこれくらいで空転が目立ってきます。

(KATOのホキ2200は中空車軸がカプラーのアームと擦れていました。)

 

重連の場合はT車を前にする(M車を2輌めにする)とか

あれこれ試してみても良いかもしれませんね。