ストラクチャー(山)を作る(7) 待受式擁壁(1)
法面の手前に落石避けとして設置される衝立を『待受式擁壁(工)』と呼ぶそうで
幅があってフェンスもあるという造形的にはシンプルでも作るのに悩む形状
当初は一体式で考えていたものの、思ったより加工が厄介と判断し
薄板の組み合わせで形にすることで決着
幅が約 310mm・高さが約 45mm とそこそこの大きさ
(…って、形にしてからふと気づいたんだけど、実物換算で高さ7m 弱 ???
………たぶん実物は 4.5m くらい…か?…(や ら か し た ???))
本体はあまり神経質になって形状出しするのは辞め
だいたいの寸法が出ていればいいことにして
手間取るであろうフェンスの造作に頭を捻ることに
本来は柱の間に網目を組み付けた形態に見えるものの
メッシュを付けるのが厄介なのと
細々した網目が見た目ちょっと煩くなりそうにも感じたので
結果的に柱を繋ぐワイヤーのみのシンプルな再現に落ち着く
が、柱の造形にエバグリのiビームを 15mm に切り出し
ピンバイスで 2mm 間隔で 0.5mm の穴を4つ開け
(実物のワイヤーは5本、細かくなりすぎるのでディフォルメ)
そこにそれぞれ糸を通す工法を選んだために
かなりの作業時間を要すことになってヘロヘロ…
それにしても『糸通しを思いついた人』は天才だな (`・ω・´)q
なんとか頭で考えたような形にはなったように感じるので良しとする
実物はかなりクタビレているので
表面仕上げをどうするのかが次の課題
ただ、これで大物と言えそうな造形物は揃ったっぽいんで
仕上げに入れそうになってきましたよと
(ふと思ったんだけど、空研ぎペーパー…貼っちゃう???)
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