Pochi-KoBoの工作日記

カプラーと内装ばかりに手間をかける某集団代表、納車時の各部のスミ入れが日課。作りかけの御殿場駅モジュール(全長3,600mm)は駅舎の情報不足で停滞し、各部の経年劣化でストラクチャーのリニューアルが待たれる(だめぢゃん)

Pochi。工房: #ノス鉄 #マルチナックルカプラー ・取説

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珍しく沸く鉄道模型界隈(の一部)の賑わい、ノスタルジック鉄道コレクション

 

正直、これだけ扱いに悩むカプラー事情を持つ鉄道模型というのは

マイクロエースに匹敵するかそれ以上ではないかとも思います。マジデ。


…といったことであーでもないこーでもないやってる記事は ↑ のリンク先で

 そんなこんなで動力ユニットと客車に対応するカプラーを創ったので頒布しますよと。

 

ただ、今回はちょこっとだけ既存のモノと扱いの違う部分もあるので

その辺りだけちょろっと書いておきましょうな感じです。

  

 

以下、元々の取説の再掲・再編集版から。

 

【特徴】

 

3D出力品・水洗いレジン使用。

 

・KATO製カトーカプラー・ナックルカプラー・車間短縮カプラー

TOMIX製自連形・密自連形TNカプラー

グリーンマックス製各種GMナックルカプラー

・シンキョーカプラー

それぞれとの連結を確認しています。

一部車両において高さの合わないもの(TOMIXの一部のタンク車など)もあります。

 

【注意点各種】

 

突き当て連結はできません、片側の車両を持ち上げて噛み合わせて下さい。

 

※ある程度の模型工作経験をお持ちの方(3D出力品の特性を理解されている方)向けです。

※樹脂製品の作業にカッターナイフは使わないでください、土台ごと割る可能性があります。

※無理に力を加えると土台ごと割れ、持ち手を切る可能性があります。

※UV硬化樹脂を使っています。

※直射日光などで硬化が進むと割れる場合があります、塗装して使用してください。

※無理な速度での使用は想定していません。

※ひねる動きやTNカプラーとの縦方向での切り離しは、無理な力が掛かりますのでご注意ください。(やったら割れました。)

※当カプラーの使用は各車両メーカーの保証外となります、ご注意ください。また使用の可否など、各車両メーカーへのお問い合わせはおやめ下さい。

 

※基本的に自己責任でお願いします。

 

※個別の車両への使用の可否については、手持ちの物・メーカー品であればTwitterや同DMなどでお答えできるかと思いますが、返答のタイミングなど多少お時間をいただく場合があります。

 

【用意しておくと良さそうなもの】

 

使い慣れたニッパーやデザインナイフなど樹脂製模型(プラモデルなど)向きの工具

金属ヤスリなど(丁寧に仕上げたい場合)

マスキングテープや両面テープ(塗装する際にあると便利)

ピンセット(車両への取り付け時)

 

【準備作業】

 

基本的にサポート材からの取り外しに工具は使わない仕様にしてあります。

 

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(生地のままだと見にくいのでサフェーサーと上塗りをしてあります)

 

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こちらが生地の状態で、レジンの色はそのときによって違うことがあります。

 

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無塗装版の場合は取り外す前に塗装を行っておいた方が作業がスムーズだと思います。

 

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カプラー後方のサポート材の柱は塗装前に横方向に押して折り取っておく方が塗りやすいです。

 

2次硬化と洗浄は行ってありますが、プライマーの吹き付けを推奨します。

 

塗装の際はプライマーの上からラッカー系(アクリルやエナメルは成分的にプライマーとの相性が良くないため、剥がれやすいそうです。)を塗るか

タミヤのサフェーサー(プライマー成分が入っています)の上からお好きな塗料を塗るかを選択してください。

 

見本はタミヤのオキサイドレッドサフェーサーとラッカーの黒を使っています。


 【※外す際にサポート材が飛び散る事がありますので、広げた紙の上などで作業を行なった方があとで破片を拾いやすいと思います。】

 

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カプラー受け(矢印のあたり)を指で押すとカプラーがぽろぽろ取れてきます。

(横の柱をニッパーでカットした方が綺麗に取れますが、そのへんはお好みで。)

 

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ポロッと取れてきます。(ゴミ箱の上でやるとよく落とします。(←経験済))

 

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後ろのあたりにサポート材が残る場合がありますが、爪などで折るようにするとすぐに取れます。

 

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成形の関係で ◯ で囲ったあたりが突起状に膨らんでいる場合がまれにあります。

カプラーポケットに収まらなかったり首振りに影響が出る場合がありますので、取り付け前にサッと確認して下さい。

 

出っ張りがある場合はやすりやナイフなどで慎重に作業して下さい。

 

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塗装用の猫の手などにマスキングテープを貼り、下面をマーカータイプの塗料などでサッと塗ると簡単です。

一度に並べてまとめて作業した方が効率が良いと思います。

 

※ヤスリなどで削る場合、微細な粉末状のレジンが空間に舞います。化学物質の塊とも聞きますし、吸い込んで身体に良い物でもありませんので、換気を充分にしていただくかデザインナイフなどで『切る』ことで形状を整えるなど、粉が舞うような作業はできるだけ避けていただくようお願いします。

 

【組み込み】

 

〔動力ユニット編(TLNタイプ)〕

 

カプラーポケットのカバーを外し、アーノルドカプラーを外したら、そのままマルチナックルカプラーを突起に合わせて挿し込み、カプラーポケットのカバーを戻して下さい。

 

                              以上。

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〔トレーラー車編(TPNタイプ)〕

 

元のアーノルドカプラーを外し、マルチナックルカプラーの側面のでっぱりの近くをピンセットでしっかり掴んで下さい。

 

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そのまま『ぱちん』と音がするまでカプラーポケットに押し込みます。

 

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ホルダーに戻して取り付け完了です。

 

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シャシの元の位置に戻して下さい。

 

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 以上。 (๑•̀ㅂ•́)و✧  カコイイ。

 

※取り外す場合は逆の工程で行って下さい。

 ナックル(頭)の部分を掴んで押し込んだり引っ張ったりすると割れます。

 必ず指定した部分を掴んで作業して下さい。

 

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 です。