Pochi-KoBoの工作日記

カプラーと内装ばかりに手間をかける某集団代表、納車時の各部のスミ入れが日課。作りかけの御殿場駅モジュール(全長3,600mm)は駅舎の情報不足で停滞し、各部の経年劣化でストラクチャーのリニューアルが待たれる(だめぢゃん)

鉄コレ 東武 ED用 #マルチナックルカプラー 化キット(5060・5080向け(2))

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鉄道コレクションの小型機関車はデッキ下にカプラーを仕込むのが大変よね…の続き

 

 

首振りに制限がある…というか普通にやると固定になるので

カプラーそのものの遊びでなんとかならんのか?だったわけですけど

結論から行くとあちこち無理が出ましたよと。

 

で、多少なりともカプラーが左右に揺れるようにして

せめてR280のS字はクリアできるようにしたいな…と。

 

そんなこんなでこんなになりました。

 

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元々5060・5080は5010と比べてスノープローを吊り下げる梁と梁の間が狭く

パーツ内部も詰まっているために幅方向で極端に空間的な余裕が無い設計で

正直なところ、そのままカプラーを仕込むのはかなり難しいと思います。

 

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まぁ…やるんですけども💧

 

カプラーの強度を考えるとただ幅を狭くするだけでは横向きの力で折れかねません😱

 

というのも素材として利用している水洗いUV硬化レジンは

硬さはそこそこあるものの柔軟性という面では硬化の度合いに左右されやすく

曲げや衝撃を受けた場合に

ある一点を超えると途端にパキッと折れる・割れるという特徴があります。 

 

また、薄く長いものになると反りも出やすくなります。

 

これらを極力避けるためにサポート材で支えてそれなりに硬化するまで置く

サポート材やパーツにリブを付けて補強を図るといった話になってきます。

 

今回はパーツそのものの強度を上げたかったので

T字の断面(一部はIビーム状)にして横方向の曲げ対策としました。

 

それと、首を振りやすいようお尻を短縮した関係で

後ろに何も無いために奥に引っ込んでしまう可能性が出てきまして

たまたま補助パーツを設定していた事でこちらにストッパーを設ける事にしました。

 

 

長い方が回転半径が大きくなるので

単純に横方向のストロークが増えてカーブに強くなるやろ?…というお話で。

 

実車の横から見た画像を見てもスノープローからそこそこ飛び出しているので

ある程度の長さを確保した方が良さそうかな…と

(元々、首振りをしない設定だったためにギリギリまで短縮してましたので💧) 

 

 

ふと気付いちゃいました…

 

首振りしても推進でカプラーの先端が横に逃げると

押された貨車が機関車のカプラーに振り回されて脱線する事例がありまして

 

重連の2輌目がT車で軽いために1輌目の機関車に振られているのも原因のひとつで

KATOのホキ5700のようにウェイトが入っていない軽いものだと

動きが不安定になって小半径のS字の切り返しでガタッとイキやすい

 

 

重連でT車になる機関車に補重し

機関車次位になる貨車もウェイトを載せると安定するのですけども

それをしなくてもカプラースプリングで解消できたらいいよね…ということで

 

 

びにょんびにょんしてますけど、思ったより効いてますね

一般的なカプラースプリングを半分に切ったモノを入れてみました

 

試走させたら脱線の回数は減りました(無くなってはいない)

とはいえ手を加えられそうなのはこれくらいかなというのもありますので…

 

…にしても…

 

 

自分基準で工程を組んでいますので

スカートのパーツをエッチングソーでカットできるくらいの方が

どの程度の加工までを許容してくれるのか?…みたいなところで

 

まぁ、考えてもアレなので選べりゃいいのかな?

(仮に世に出したとしても、そんなに数が出る感じでもないですしね💧)

 

ここでは補助パーツにピンバイスで穴を開けて

タミヤの1ミリ丸棒をスプリングの受けとして挿し込みました。

近いモノを補助パーツに造形すればなので

描くだけ描くのと、現状で長編成のテストをするのと

それらがまとまったら『ヨシ!』な感じにしますです。