マルチナックルカプラー(KATO編)
BOOTHでの頒布を始めて二ケ月半が経過したマルチナックルカプラー
バリ展したものの、わかりにくそうなのでざっくり概要を並べてくシリーズ。
(初回の富編はこちら)
マルチナックルカプラーは3Dプリンター出力で作成した
UV硬化レジン製のNゲージ用自連型カプラーです
・KATO製カトーカプラー・ナックルカプラー・車間短縮カプラー
・TOMIX製自連形・密自連形TNカプラー
・シンキョーカプラー
それぞれと連結ができるよう、寸法・取り付け高さを調整・設定しています。
( TN密自連タイプは繋げるとかなり噛みこむ傾向があり、解結の際に取れにくく破損を招きやすい傾向がありますので、取り扱いの際にはご注意ください)
KATO編です
現在は機関車用の『 KL タイプ 』・レサ10000系列 1st ロット車間短縮用『 KMタイプ 』の2種類です。
これとは別に
ちょっと古いタイプの二軸貨車には汎用の『 Lタイプ 』
最近の二軸貨車には汎用の『 Aタイプ 』
二軸貨車で攻めたい方には『 Sタイプ 』
ボギー貨車には汎用の車間短縮向け『 Sタイプ 』
それぞれで対応ができるようになっています。
・機関車用『 KL タイプ 』
製品状態でナックルカプラーが添付されている機関車向けです。
いわゆる『 EF66前期形ナックル 』の形態のモノですね。
ナックルカプラーはカトーカプラーのように TN 向けに穴を開けようとすると
穴位置の角度の関係で噛み合わせが甘く TN がすっぽ抜ける傾向があるのと
突き当て連結ができるもののデザイン(ディテール)がリアルと思えず
最近の製品に添付されているモノは機能性重視なのかシャンクもすごく長い…と
あまり積極的に使いたいと思える雰囲気では無くなってきた感じがします。
(個人の極端な感想です。)
そんなこんなで違和感の無い長さで汎用性を高めたという感じです。
ただ、一部には『かもめナックル』が入っている製品も散見されまして
この場合はカプラーの高さが合わないため適用外となります。
実は #マルチナックル のモニターさんから、KLタイプを付けたら首を振る時にプローに引っかかってしまうのか脱線する事がある…というお話がありまして、ウチにも対象のブツがあったので確認
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2020年12月18日
EH200
です
初期生産品にはカトーカプラーアダプター
量産形にはかもめナックルタイプが添付されています pic.twitter.com/0iNM6FZVt2
この時点で画像からふと気付かれた方もいらっしゃるかもしれません
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2020年12月18日
スノープローのパーツ(カプラーホルダー)が一緒だ…と
実はカトーカプラーアダプターからナックルカプラーに代替わりした際に、カプラーのホルダー部分の高さが変わっています
新旧の直流の雄を見比べると下部に梁が増えていますね pic.twitter.com/IDlD6XJHqr
ただ、実はというか
カトーカプラーアダプターが添付されていた頃の機関車には
TOMIXの 0395 ・ 0396 の後ろの方をちょこっとカットするだけで組み込むことができます。
逆に言うと TOMIX 二軸車用 SC カプラー対応の『 TSC タイプ 』が使えます。
ちょっとショートシャンクなので、連結相手と繋いで確認してみてください。
・レサ10000系列用『 KMタイプ 』
レサ10000系『とびうお・ぎんりん』といえば
1st ロットではナックルカプラーの標準装備と凝った装着構造等と共に
その連結面間距離の長さと繋げたそばからぶつ切りに外れていく仕様
2nd ロットになるとジャンパホース付きカトーカプラーに仕様変更され
台車・カプラー周りの迷走で伝説的な扱いになっていることで知られています。
立石方面からの攻勢もあり、各ユーザーの心の中で今後どのような扱いになっていくのか
その去就が心配される昨今ではあるのですけども(ヲイ
せっかくなので使えるようにしましょうよというお話です。
首振り範囲を充分に確保しつつ、ギリギリまでショート化しました。
車間短縮ナックルを装備した他の製品と比べても見劣りしないのではないかと思います。
需要的に他のバリエーションに比べると限定的なのでしょうけども
個人的にずーっと必要性を感じていたモノで
相応の仕上がりにはできていると思いますし
地味にちょこちょこ数が出ていたりします。(๑•̀ㅂ•́)و✧
というわけでさくっと概要でした。
他のボギーや古い二軸に使う汎用タイプについては別の機会に…の予定;
二軸貨車の検証をしてみました
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年9月12日
KATOのレム5000
TOMIXのワム8の3世代です
国鉄貨車の基本的な寸法は端梁から連結器の噛み合わせまでが400㍉のようです(参考がそれかと)
ほぼ長さを揃えるとこんな感じ
連結面間距離は約5.5㍉です
マージンを取るならワンサイズ上も選択肢#マルチナックルカプラー pic.twitter.com/vW2ZFMectn
ちなみにKATOの古めの製品の場合は外装のプラの厚みがある関係でLタイプを推奨としています
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) 2021年9月12日
真っ直ぐ入れるとカプラースプリングが収まりますので、基本的にはカプラースプリングを入れる前提で考えています
ボギー車は車種と台車毎に個別案件なので個別案件です (‘、3_ヽ)_#マルチナックルカプラー
そんな感じです。
頒布開始に合わせて記載したモノでほとんどアプデしていないのですけども
共通の取説として記載した記事がありますので参考にご覧いただければ。
以下、関連記事です。
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