甲府モデル 『フワ30000』を作る その1 『山椒は小粒で…(箱にする)』
このピョコンとブレーキ手小屋が飛び出た姿が印象的な有蓋車
どうも欧州ではあちこちで見かけるポピュラーな形状らしく
ほんの数年で息絶える結果となったらしいこの国とは事情が違うのだなぁと
シキを購入に行く前に甲府モデルの製品群を見回した時から
このなんともひょうきんな半ば冗談のように取って付けた電話ボックス(死語)様のスタイルが気になっていたのですよ
整った編成美が好みの方も多いのでしょうが
個人的には不揃いな 凸凹編成に惹かれる性分でしてね
やらかしたやつの気分転換も兼ねて、ワキ700が終わったら組もうと思ってたフワ30000を引っ張り出してきた
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 28, 2018
とりあえずブレーキ手の小部屋の内側を筆ペンでベタ塗り、割とはみ出しも最小限で塗れたっぽい
素組みしようと思ってたんだけど…資料探しちゃうんだよねぇ…さて…#甲府モデル#フワ30000 pic.twitter.com/CeZmfxiQ7b
ワキ700 でちょっとハプニングが起きておりまして
対処法とリカバリに奔走しております
まぁ、うんうん唸っていれば上手くいくわけでもなし
ちょっと毛色の違うものに手を出して頭を一度リセットすることも大事でしょうと
今回はシンプルに素組みする気でいたのですよ
当初はね
ただ、これも染み付いてしまった性分か
『ソースは〜しょー油は〜』みたいなツッコミの対応で慣れちゃったのか
まずはググって資料探しと相成るわけで…ほとんど強迫観念てやつね
とりあえず小屋から行きましょうと…
これは…
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 28, 2018
シンプルに綺麗に作ろうとすると意外に手強いね
ブレーキ小屋だけで30分以上かかっちゃった(つω⊂;)
ちょっとまじめにやります。(`・ω・´)=3#甲府モデル#フワ30000 pic.twitter.com/D3Ljd2zuiJ
これで小指の先よりもちょっと小ぶりな感じの大きさ
部品点数で7つだったかな?
積層したりで組み上げるので位置合わせやら意外と気を使うですよ
表に接着剤のはみ出しが無いようにとかもね
屋根のアーチと壁面の肩部との位置合わせに隙間埋め
実際に手を付けるとあれこれ小さい中にも段取りが必要になります
ここはまず両側の肩の位置を合わせてアーチのてっぺんの中心を調整する感じかな
なかなか難しいですよ
試しにシャシに黒サフの吹きっぱを
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 28, 2018
スプレー缶でも厚塗りしなければ紙の素材感はちゃんと出る
右上一帯が光ってるのは樹脂と顔料の混ざりが偏ってて濃いのかな
気持ち青味があるけどコールタール風に油が滲んでる感じで悪くない
最後ツヤ消しのトップコートでも吹けばおけ?#甲府モデル#フワ30000 pic.twitter.com/vELyb9t4eD
黒サフェーサの吹きっぱなしという話がありましてね
コンクリート打ちっ放しみたいでちょっとカッコ良さげな雰囲気ですが
試しにシャシでやってみたけど(当然厚塗りにならなければ)下地も出て
紙の質感が木のそれと通じる感じもあって悪くないかもね…と
ボディで使うにはパーツの組み付けなんかとの兼ね合いにもなるんだろけど
たぶん気温が低いのもあって振っても塗料を混ぜきれてないんだと思うんよ
逆にこの光沢感を活かす術があればまたそれはそれでなんだろけど
まぁそこまで経験値上げられるんだかどうだか…
ペーパーキットでこんくらい車輪回ればいいんでない?
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 29, 2018
河合の台車よりよく回る…\(≧∇≦)/#CAセメントコーティング#甲府モデル#フワ30000 pic.twitter.com/SVGLuu91Q3
モールドパーツを付けたあと軸受部に瞬着を垂らし
すり鉢状になったところに、即、硬化促進剤を流して固めることでプラスチックコーティングをした感じにします
ピボットの当たる位置がマチマチになりやすいので
転がりが良くなるのと引き換えにガタつきが出やすいかもしれません
それでもこうやってスポーク車輪がシュパーッと回るのは気持ちのいいものです
なんとかここまで持ってきました
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 29, 2018
側板の二枚重ねの内張、屋根の肩の高さでいいと思うんだけど…
(マスタ〜貼る位置(高さ)の指定がないよ〜(TДT))
屋根の肩の曲げ位置で妻板貼付時の上下・ブレーキ手小屋との干渉の有無が影響出るかなぁ
ほぼ目処ついたけど…手強いっす#甲府モデル#フワ30000 pic.twitter.com/zq0KS8MBYz
肩の位置で一旦切り離して最後に合わせる工程も取れるようですが
猛者ならともかく多少歪んでもそのまま組んだ方が無難かもしれないです
リアルタイムのSNSの醍醐味はこのツイートのあとマスターからリプが付いて実感(笑)
製品はそれなりに手強いですけどね、小さいほど…ね
#甲府モデル#フワ30000#CAセメントコーティング pic.twitter.com/t7h0S5qeS6
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) December 29, 2018
最後のカコンってのがね…勢いあまってな感じで
久しぶりにフワ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) January 6, 2019
見た目優先でKATOボギー用ナックル短
下をコンマ数㍉削いでカプラーポケットパーツを1枚省き薄くする
ポケットのパーツは両側を1㍉ずつカットして小型化、端面から瞬着浸透させ強度確保、スプリングは短いのを接着固定
高さも⭕️#甲府モデル#フワ30000#CAセメントコーティング pic.twitter.com/cg76tXCkCI
過酷な運用は考えてないのもあって
見た目重視でカプラーの上下動は潔く目を瞑ります
ヤードの片隅にちょこんといるような雰囲気だなと思ってましてね
実際は長編成の中間に挟まっていたんでしょうけど
端梁(?)はカプラーの逃げを切り欠き端面全体に瞬着浸透後全周を軽くペーパーがけ
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) January 6, 2019
ショートナックルだと首振り量は僅か
(でもかっこいいしかわいいからおけ。)#甲府モデル#フワ30000#CAセメントコーティング pic.twitter.com/Qb8Rb5rGfD
ボディ小さいので大きなカプラーが付いてるのもどうかなと思っちゃうのですよ
ちっこい車体にちっこいカプラー、いい雰囲気ですよね?
扉付けました
— Pochi。工房 (@Pochi_Ko_Bo) January 8, 2019
IORIさんに『サフを厚めに吹いてサッとパーツを置く』と聞いてやってみたけど位置合わせしている間に乾く乾く…Orz
(基本どんくさい…( ̄ω ̄;))
今回は丸材輪切りにして吊り扉の滑車付けました>エバグリの0.88
意外にイケるぢゃん#甲府モデル#フワ30000#CAセメントコーティング pic.twitter.com/eMykPCMCDJ
今回は滑車をちょっと大きめにして塗装しても埋まらないように…なるかなぁ
基本的にスピード勝負みたいの苦手なんですよ
回数重ねると段取りが見えてくるんでしょうね、要修行ということで
あ“…一回じゃ済みませんね…💧
現物はもうほぼ形になってますけど、続きは改めて…